アドバンスド大戦略5地形攻撃編


「地形攻撃用陸上兵器」


直接攻撃では命中が殆ど期待できない事や当たっても殆どダメージが与えられない為、もっぱら地形攻撃に使う陸上兵器のことを指す。
故に、後半の中戦車・重戦車なども対地攻撃能力が高いものもあるが、ここでは除く。
ここでは、榴弾砲やロケット砲、短砲身・支援戦車・火炎放射戦車を説明していく。

「対地形用戦車」

短砲身戦車/駆逐戦車
短砲身75mmは、直接攻撃ではまず当たらない為、地形攻撃や機銃攻撃が主となる。とはいえ、機銃攻撃については中戦車で足りるし、地形攻撃も平地以外では全くといっていい位意味がないので、出撃ユニット数が限られているということを考えると、使う意味は全くないだろう。3突初期タイプにもあるが、全く役に立たないだろう。

支援戦車/自走歩兵砲
短砲身戦車と異なり、離れた場所にも移動後攻撃できる。威力や射程は砲のサイズによって異なるが、15cmクラスならば役に立つこともある。最低でも10.5cm砲は欲しい。自走歩兵砲より支援戦車の方が装甲が高かったり、旋回砲塔に乗っているので移動後攻撃に使いやすい。 もっとも、初期には自走歩兵砲しかない。

命中率は低いが、使い方次第ではそれなりに強力なので、少数ならばあっても良いだろう。注意点としてドイツの15cm重歩兵砲は、命中率がかなり低い。しかも殆どが車体固定砲である。本格的に使うとしても旋回砲塔で使い勝手の良いKV-2や、M4(105)を捕獲してからだろう。命中率の低い固定砲しかない前半は使うとしてもなるべく火力支援にとどめ、旋回砲塔バージョンを捕獲できたら移動後攻撃しても当たりやすいのでそちらの使い方が良いかも。

当然、直接攻撃してもまず当たらない為、地形攻撃オンリーである。

火炎放射戦車
火炎放射戦車は文字通り火炎放射を主体とした戦車である。火炎放射はAP攻撃力が低すぎるし隣接攻撃しか出来ないものの、HE攻撃力がとても高く、しかもかなりの命中率を誇る。隣接地形攻撃のプロフェッショナルである。
とはいえ、序盤では使えるのが少ないのが難点である。前作までで猛威を振るったフラミンゴも今作では、攻撃力命中率低下と相まって微妙な能力になってしまった。イタリア製のL3-35などは、HEが0で、最早何の為にいるか解らないレベルまで落ちている。序盤こそ攻撃力が低いので歩兵相手に手を焼くにもかかわらず、使えないのが難点である。

そこで、中盤以降の活躍となるが、中盤以降は敵の攻撃力が上がっている。火炎放射は隣接攻撃故に威力の高い反撃を受ける。その為、なるべく防御力が高いことが望ましい。

その観点から見るとドイツ製の火炎放射戦車は、なかなか使い勝手が悪いことが多い。ドイツ唯一の旋回砲塔火炎放射戦車である3号戦車(火焔)は守備力が微妙である。一方ソ連製のKV-8シリーズは守備力が高く、移動力もあり、火炎の威力まで150と高い。使いたいならこれを捕獲で手に入れるべきである。他にもOT-34-85も、固定砲であるが守備力が高く移動力も高いので、捕獲できればおすすめである。

「対地砲」
上記戦車は全くと言っていいほど役に立たないので、地形攻撃専用兵器としてはこちらが主流となる。基本的に間接攻撃出来るので、反撃されずに攻撃することが出来る。また、天候の影響は空軍より少ないので、前線に居続けることが出来るし、継続的に前線近くにいることで敵にダメージを与え続けられる。戦局を有利にする為には欠かせない。
序盤では牽引榴弾砲(カノン砲を含む)だけであるが、中盤以降では牽引ロケット砲と自走砲が入ってきて威力とスピードがアップして、運用次第ではもの凄い威力を持つ。但し、牽引式は補給に行きにくいし、自走式は弾数が少ないので、補給車は欠かせないという欠点ももつ。

牽引榴弾砲
序盤ではかなりの働きをする砲である。移動は輸送車に頼り、またソフトスキンの為守備力が低いという欠点はあるものの、その欠点を補って余りある火力を部隊に提供してくれる。

ドイツの火砲、特にカノン砲はかなり優秀なのでわざわざ他国の砲を使う必要性がないと思われる。カノン砲は重く、牽引できる輸送車を選ぶものの、高い命中率の為に近距離なら余り外すことがない。故に下手に榴弾砲を使うより余程効率が良い。前作までは、カノン砲のレベルの高さから、榴弾砲を使ってレベルを上げていくことを強いられたが、訓練制度のおかげで簡単にカノン砲を作れるので、能力の高さの割には取得が楽になっている。序盤では15cmカノン砲を量産し、17cmカノン砲が作れるようになったら率先して17cmカノン砲にすべきである。その際、Sdkfz9を作っておかないと運用できないのでしっかり輸送車も鍛えておくべきだ。

なお、何故かドイツ15cm榴弾砲の方が、ドイツ15cmカノンよりもAP値が高いが、これは逆だと思われる。

75mm砲…軽いが大体HEが30前後で、平地以外では全く役に立たない。
105mm砲…同じく軽いがHEが55前後。お世辞にも使えるとは言えない。
150mm砲…少し重いが、HE90前後。このレベルだと使える。
170mm砲…ドイツの17cmカノン。HEは121。射程威力命中ともに申し分なし。
それ以上…射程は乏しいが、140〜150位の威力があるものもある。

自走榴弾砲
中盤以降の登場の兵種である。何よりの特徴は、砲なのに機動力が高いので、戦車部隊と共に行動できる点である。また、装甲化されているので、牽引式よりは防御力が高い。欠点としては前述の通り、弾数がとても少ないという点である。であるから補給車は必須だ。

ドイツの自走砲
能力が偏りすぎて、いまいち使いづらい

ヴェスペ…10.5cm榴弾砲搭載。威力が弱く、命中も今一なので基本的に役には立たないだろう。
フンメル…15cm榴弾砲。威力はそこそこだが命中が良くない。居ないよりはマシ。

グリレ17…17cmカノン搭載。威力・命中・射程が極めて素晴らしいが、弾数1で、重いので使いどころが限られてしまうという欠点も。
グリレ21…21cm臼砲搭載。威力だけは最高クラス。だが、グリレ17以上に運用は難しいだろう。

他国の自走砲
まともに運用するならこちらになる。だが、納得のいく運用をしたいなら基本的に二週目以降の話になるだろう。高性能のものは北米戦でなければ手に入らないからだ。

ロングトム装備のM40 155mm自走砲が一番オススメだ。17cmに準じる能力を持ち、直接攻撃力もパンター並に高く、重量も軽い。加えて自力で多くの橋を渡れるので、使い勝手が良い。また、グリレ21を使うなら8インチ砲を持つM43 8in自走榴弾砲の方が、同じ理由で運用が楽である。ファンディ湾でどちらも手に入る。

「ロケット砲」
ロケット砲とはロケット弾を発射できる砲である。ロケット砲は一度に大量の弾を投擲できるので、面制圧に適している。
ゲーム内では地形攻撃をすると、目標と周囲の6ヘックスにも被害が及ぶ可能性がある。
一方命中率は限りなく低いので、直接攻撃は殆ど無意味である。

ロケット砲には牽引ロケット砲と自走ロケット砲がある。 牽引ロケット砲は軽いが、射程がとても短いロケット砲にとって移動が大変なのは酷だ。
よって専ら自走ロケット砲がロケット砲として使える事になる。

牽引ロケット(ドイツのみ)
15cmロケット…射程3の150mmロケット×6。
21cmロケット…射程3の210or150mmロケット×5。運用は大変だが威力が尋常じゃないので有っても良し。

自走ロケット
中装甲(独)…ヴュルフラーメン。射程2だからあんまり使えない。弱体化自走式21cmロケットだと思って使えばいいかも。
Sdkfz4/1(独)…射程3の150mmロケット×10で最高威力。牽引ロケット砲を訓練させて進化すれば簡単に作れる。43年春。
ZIS-6(ソ)…所謂カチューシャ。132mmロケット×8。だが、射程は4で入手可能時期が最も早い。対ソ戦で奪おう。
M4 T-34付(米)…低威力4.5inロケット×12で射程2。だが戦車なので生存性がかなり高い。
M4A3 T-34付(米)…同上。ただ速度が8に進化。

射程が短いのに、装甲が薄い物が多いので、かなり被害を被りやすい。それらは森の中に入れて防護しておくと良い。
M4の場合は、相手によっては前面に出しても良いだろう。
M4を含め射程2のロケット砲は戦線の2列目においても良いが、場合によっては前列を巻き添えにする点に注意。


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